本/unbuild
『起こらなかった世界についての物語』
最近買って、途中まで読んでいた本なのですが、今日は最後まで読んでみました。
この本は、
『アンビルド・ドローイング』
という色々な建築家や芸術家、デザイナーが考えた「予算的」「物理的」「時代背景」など、様々な問題があって実現化しなかった建造物やインテリアデザインのドローイングを掲載した本になります。
特に、僕が好きなこのレベウス・ウッズという建築家でデザイナーでもある方のことが書かれていたので迷わず買ってしまいました。
僕がこの本を読んで、まず感じたのはどの作品にも根底には『ピュアさ』があるということ。
まだまだ、未熟な自分が語れることではないのかもしれませんが、このようなピュアさの中に新しいデザインが隠れているのではないのかなと感じました。
例えば、『東京スカイツリー』。今でこそ、高層のタワーを建設することができるような時代になりましたが、昔の人はピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』のような高い建造物が『作れるんじゃないか』『どこかにあるんじゃないか』と当時の技術力では不可能とはいえ思いを馳せていたはずです。
その例と同じように今は、実現不可能な『アンビルド』『アンクラフト』なデザインでも近い将来実現化する日が来るかもしれません。
NEEDS CREATIVE DESIGN.
Staff Yoshida.